【必見】INTEL Celeron 3865U搭載ノートPCの実力とコストパフォーマンスを考察 

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INTEL Celeron 3865Uは2万円~6万円のノートPCや超小型PC(UMPC)に数多く採用されているCPUです。

この記事では、Celeron 3865Uの性能を歴代 Core-i5 と比較すると同時に、Celeron 3865U搭載ノートPCの価格とスペックからコストパフォーマンスを検証しています。

INTEL Celeron 3865U搭載のノートPCがお買い得か否かを知りたい方は、是非ご一読ください。

目次

INTEL Celeron 3865Uは 初代INTEL Core-i5 相当

ベンチマークテストで計測したCPUとGPUのスコアを比較すると Celeron 3865UCPU性能は初代Core-i5(2010年発売)と同等、GPU性能は第7世代Core-i5と同等だと思われます。

コストパフォーマンスは、あまり良いとは言えません。中古価格1~2万円の低価格帯で流通していますが、たとえOfficeが搭載されていたとしても、メインメモリが4G以下のであれば、あまりお勧めできません。メモリ8GB、128GBのSSD搭載で1万円未満であり、Officeのライセンスに魅力を感じるなら、サブ機として検討しても良いかもしれません。

CPU PassMark

1321

FireStrike

797

Canvasで円を横に並べてテキストを描画する Canvasで円を並べてテキストを描画する Canvasで楕円を並べてテキストを描画する

INTEL Celeron 3865Uの概要

2017年第一四半期(冬~春)頃に発売された Celeron 3865Uは、同時期に発売された Celeron 3965Uの下位製品という位置づけとして発売され、第7世代Core-i シリーズのアーキティクチャ(開発コード Kaby Lake)が採用されています。

Celeron 3965Uの下位製品とっても、クロックが若干低いだけであり、性能はほぼ変わりません。

グラフィックは「Intel HD Graphics 610」を搭載しており、第7世代Core-i5と同等の性能を有しています。

Celeron 3865Uの基本スペックは次の通りです。

販売日2017年冬~春頃
CPUコア数:2  スレッド数:2
基本クロック1.8 GHz
グラフィックIntel HD Graphics 610
TDP15 W
プロセスルール14 nm
最大メモリ容量32GB

INTEL Celeron 3865U搭載製品のコストパフォーマンス考察

2024年11月現在において、 INTEL Celeron 3865Uが搭載されているノートPCは、アマゾンにて1~2万円の価格帯の中古品(整備済み品)で販売されています。

補足 項目スペック
メーカーTOSHIBA
画面サイズ15.6インチ
メモリ/SSD4GB/128GB SSD
OSWindows11 Pro 
重量2.5Kg
価格10,800円(中古)
その他MS Office 2019搭載
補足 項目スペック
メーカーVAIO
画面サイズ13.3インチ
メモリ/SSD4GB/128GB SSD
OSWindows11 Pro 
重量1Kg
価格13,500円(中古)
その他MS Office 2019搭載

補足 項目スペック
メーカーFUJITSU
画面サイズ13.3 インチ
メモリ/SSD12GB/500GB HDD
OSWindows 10 Pro
重量0.8Kg
価格24,800円(中古)
その他MS Office 2019搭載

Celeron 3865Uは、20万円台の有名メーカー製ノートPCの最下位モデルに採用されていたCPUです。2024年11月においては、1~2万円台の中古(整備済み品)ノートPCとして入手が可能です。

OSにはWindows10やWindows11のProfessional版 がインストールされているものの、多くの場合は搭載メモリが4GBと非常に少ないことから、できることが限られているのが実情です。

もしメモリが8GB、ストレージが128GB SSD 搭載で、1万円未満で購入するのであれば、サブ機として購入するのは有りかもしれませんが、その前に他の選択肢が無いかを十分検討した方が良いでしょう。

ベンチマークで性能を比較

下表は、 Celeron 3865UのCPUスコア(PassMark)とGPUスコア(FireStrike)を、歴代 Core-i5 の性能と比較した結果です。

スクロールできます
世代CPU名称PassMarkGPUFireStrikeコア数スレッド数TDP定格クロック最大クロック発売日開発コード名プロセス
9Core i5 9400T8441Intel UHD Graphics 63011396625W1.8GHz3.4GHzQ3'19Ice Lake10 nm
8Core i5 8350U6507Intel UHD Graphics 6209904815W1.7GHz3.6GHzQ3'17Kaby Lake R14 nm
7Core i5 7200U3359Intel HD Graphics 6208082415W2.5GHz3.1GHzQ3'16Kaby Lake14 nm
6Core i5 6300U3277Intel HD Graphics 5207072415W2.4GHz3.0GHzQ3'15Skylake14 nm
5Core i5 5200U2560Intel HD Graphics 55005942415W2.2GHz2.7GHzQ1'15Broadwell14 nm
4Core i5 4200U2191Intel HD Graphics 44004922415W1.6GHz2.6GHzQ3'13Haswell22 nm
3Core i5 3317U1949Intel HD Graphics 40004112417W1.7GHz2.6GHzQ2'12Ivy Bridge22 nm
2Core i5 2410M1929Intel HD Graphics 30001982435W2.3GHz2.9GHzQ1'11Sandy Bridge32 nm
Celeron 3865U1321Intel HD Graphics 6107972215W1.8GHz-Q1'17Kaby Lake14 nm
1Core i5 430M1200Intel HD (初代)不明2435W2.26GHz2.53GHzQ1'10Arrandale32 nm

Celeron 3865Uは2017年に発売されたCPUであり、性能は 初代 Core-i5 と同程度(実際は若干上)しかありません。

CPU性能が低いため、軽作業(ネットサーフィンやメール送受信など)での利用が前提とお考え下さい。

Celeron 3865Uのグラフィック性能は第7世代Core-i5とほぼ同じです。2Dゲーム程度なら問題はなく、3Dゲームの軽いものなら、設定次第で遊べる可能性はあります。

まとめ

今回は Celeron 3865Uの性能について、ネットで公表されているベンチーマークをもとに、歴代のCore-i5と比較してみました。

このCPUを搭載したノートPCは1~2万円台の中古(整備済み品)としてアマゾンで流通しています。メモリ搭載量が4GBしかない製品がほとんどであるため、購入の際は十分に気を付けて下さい。

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