【後悔しないために】中古ノートPC購入時、知っておくべきポイント

当ページのリンクには広告が含まれています。

中古パソコンを購入する方法として、大手家電量販店、パソコンショップ、ヤフオク、メルカリ、Amazonなどのネット通販が挙げられます。

大手家電量販店やパソコンショップでの店頭販売は、ネット通販に比べるとやや割高になる場合がありますが、極端に高額な「ぼったくり」パソコンをつかまされる心配はほとんどありません。

一方で、ヤフオクやメルカリ、Amazonといった通販サイトでは、割高な商品が混ざっていることがあり、中には「ぼったくり」と感じられるような価格設定のパソコンも見受けられます。

さらに、JEMTEC(ジェムテック)という団体が「パソコン譲渡会」と称して地域限定でチラシを配布し、会場を貸し切って官公庁の払下げパソコンを、相場のほぼ2倍の価格で販売している事例も報告されています。

このように、表面的にはお得に見えるものでも、実際には流通価格を大きく上回ることがあります。そこで、今回は中古パソコンを選ぶ際に注意すべきポイントについてご紹介したいと思います。

目次

中古ノートの相場を知ろう

下記一覧は、2024年9月において、価格.com における有名メーカーの商品ランクS、Aのノートパソコン価格を調べた結果です(商品ランク S:新品同様 A:ほとんど傷が無い良品)。

中古物件であるためCPUの型番やメモリ、ストレージ容量が微妙に異なり、価格もばらつきがありますので、あくまでも目安となりますが、各価格帯によっておおよそのスペックが分かるかと思います。

スクロールできます
価格帯型落ちモニタCPUCPU世代メモリストレージWindowsOffice
1.5万円前後7年15inchCore-i3第7世代4GBHDD 500GB10 Homeなし
2.5万円前後7年15inchCore-i5第7世代8GBSSD 256GB19 Home互換
3.5万円前後6年15inchCore-i5第8世代12GBSSD 256GB11 Pro互換
4.5万円前後6年15inchCore-i5第8世代16GBSSD 256GB11 Pro互換
5.5万円前後6年15inchCore-i5第8世代8GBSSD 256GB11 Pro純正
6.5万円前後6年15inchCore-i5第8世代8GBSSD 256GB11 Pro純正
7.5万円前後6年15inchCore-i5第8世代16GBSSD 256GB11 Pro純正
8.5万円前後4年15inchCore-i5第10世代24GBSSD 256GB11 Pro純正

騙されないためのチェックポイント

中古パソコンを選ぶ際、CPUのランク(例: Celeron、Core i5)が記載されていることが多いですが、実はそれだけでは正確な性能は分かりません。CPUの世代やクロック数といった重要な情報が省略されていることが多いため、注意が必要です。

また、「メモリ4GB」「HDD500GB搭載」といった表記も、容量だけを強調して性能が高そうに見せていることがあります。実際には「動作が遅い…」と感じることも少なくありません。

この記事では、こうした表示に惑わされずに中古パソコンを賢く選ぶためのポイントを解説します。

CPUの名前だけでなく、必ず世代も確認する

中古パソコンの性能について、よく「Core i3搭載」や「Core i7搭載」と記載されていますが、同じCPUランクでも世代によって性能は大きく異なります。

CPUは毎年新しい世代が登場しており、例えばCore i5は11年前に初めて市場に投入され、今年で11世代目となります。以下は、Core i5を例に、第1世代の性能を基準とした場合、世代ごとの性能向上を示したものです。

つまり、単に「Core i5搭載」と書かれていても、それが11年前のモデルであれば、性能がかなり低い可能性があるということです。

下記の図は、CPUランクごとの性能(CPUスコア)を示しています。例えば、Core i5は11世代存在しており、中古市場には初代のCore i5を搭載したノートパソコンも出回っています。このため、Core i5の性能(スコア)は初代の1296から最新の10581まで大きな幅があります。

この図からわかるように、11年前の初代Core i7の性能は、最新のCore i3と比べてもわずか4分の1程度しかないこともあります。

この様に、CPUランクだけでは性能が把握できません。必ず何年落ちのパソコンか、CPUは第何世代かを確認することが大切です。

メモリは最低でも8GB以上

低価格パソコンの中には、メモリが4GB以下のモデルも多く存在します。しかし、Windows でストレスなく作業するためには、メモリ容量が重要な要素となります。たとえば、4GBのメモリでは、メールの送受信や簡単なネットサーフィン、文書作成程度の作業しか行えません。
また、複数のソフトど同時に動かした場合、ソフトが立ち上がらないか、あるいは処理速度が極端に低下します。

一般的な作業を快適に行うためには、最低でも8GBのメモリが必要です。8GBのメモリがあれば、複数のソフトを同時に立ち上げたり、複数の画像を同時に編集することが容易になり、フルHD画質の簡単な動画編集もスムーズに行うことが可能です。

ストレージ(

ストレージ(ディスク)容量は最低でも128GB以上のSSD

まず、OS自体が約32GBのストレージを占有するため、WordやExcelなどのオフィス製品をインストールすると、空き容量がほとんど残らなくなります。さらに、Windows Updateもストレージを消費するため、大きなアップデートが行われる際には、空き容量不足でアップデートが実行できなくなることもあります。

そのため、ストレージ容量は最低でも120GB以上が必要です。しかし、実際に快適に使うためには、最低でも240GB以上のSSDを搭載していることが理想です。これにより、ソフトウェアやファイルの保存だけでなく、システムの更新やメンテナンスにも十分な余裕が確保できます。

ストレージ(ディスク)容量が250GBや500GBなら、HDDの可能性あり

ストレージの表記に250GB や 500GB、1TBと記載されている場合は、SSDではなくHDDである可能性が極めて高いため、注意が必要です。特に6年以上前の製品であるなら、HDDが搭載されているケースがほとんどです。

販売店によっては、HDDをSSDに交換して販売しているケースもありますので、購入前にどのようなタイプ(HDD or SSD)のストレージが搭載されているかを把握しておきましょう。

中古パソコンを安全且つ安く買うには

ヤフオクやメルカリなどでパソコンを購入するのが最も安価ですが、粗悪品が届いたり、詐欺に遭ったりと、トラブルに巻き込まれる可能性があります。特に、こうした取引に慣れていない方にとっては不安が大きいでしょう。

安心を重視するなら、やはり有名な中古パソコン専門店での購入が最も安全です。中古品であっても、専門店では平均3ヶ月から最大3年の保証がついていることが多く、万が一すぐに故障しても対応してもらえるため、安心して購入できます。

ショップ名説明・特徴
OraOrA !
法人からのOA機器の買取り・データ消去を主としたリユース事業を展開。
2020年5月より個人向けのECサイトを開設。
<特徴>
取扱量業界最多 ・安心の90日保証付き
全国どこでも送料無料(沖縄・離島は除く)
全品2営業日以内の発送
PC next
経産省補助金採択事業である高性能再生パソコンを販売するオンラインショップ。
<特徴>
SSD搭載搭載、core iシリーズのCPU、メモリ8GB以上の高性能PCのみを販売。
中古でも1年間動作保証15日間の返金保証付き。
junkworld
激安中古パソコンショップとして中古パソコン年間30,000台の販売実績。
<特徴>
少しでも安く購入したい方にはお勧め。
全品30日間の無償保証付き。
PC WRAP
激安1万円〜のパソコンやMac、iPadなどのAPPLE製品、ゲーミングパソコン、液晶モニタなど常時400種4000台の中古PCが品揃え。
<特徴>
業界最長の3年間の長期保証が無償で付帯。
到着1週間後以内であれば返品可能のお気楽返品サービス。
デジタルドラゴン
パソコン工房やFaithでお馴染みのUNITCOM直営の中古パソコン販売サイト。
良質の中古パソコンや周辺機器をお買い得価格で提供。
<特徴>
全国どこでも送料1500円、2万円以上の商品は送料無料。
ハードディスク、メモリー、電源ケーブル、OSは永久保証
(1年1回まで無償修理・交換可能)
購入から1週間以内の初期不良保証、60日間~180日間の保証修理・交換有り
Be-Stock

Panasonic・東芝・NEC・富士通などの国産PC、DELL・HPなどの海外有名メーカーPC、スマートフォン・タブレットの中古の取り扱い多数。
<特徴>
6ヶ月間の長期保証
購入後も購入前でも丁寧なカスタマーサポート。
万が一相違があればもちろん返品交換。
可能な限り即日出荷。
UsedFun
年間60,000台の販売実績 。専門スタッフによる徹底した品質チェックにより、 限りなく「故障リスク」のない状態で商品を提供。
<特徴>
業界トップクラスの最軽量PCを多数品揃え。
ジャンク品以外は新品なら1年間中古なら90日間の安心保証付き。
最短即日発送。

まとめ

今回は、中古パソコンを購入する際に騙されないためのポイントを紹介しました。CPUのランクだけではなく、世代によって性能に大きな差があることが、ご理解いただけたかと思います。これは、低性能なパソコンを高価格で売るための手口として使われることがあるので、十分注意が必要です。

また、メモリは最低でも4GB、ストレージは120GB以上が必要です。これより少ないスペックのものは、たとえ安くても購入はお勧めできません。

この記事が、皆さんの中古パソコン購入に役立てば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次